ファミリーコンピューターで初めて買ってもらったソフトは「ナッツ & ミルク(任天堂)」だった
トロくさい私はこのレベルが限界であったように思う
スーパーファミコンの時代になって、コントローラーのボタンが増え、操作が複雑なものとなった 難しいゲームが増えたが、「F-ZERO(任天堂)」はとても面白かった
Nintendo 64に至っては(私にとっては)操作不能である
楽々とこのコントローラーを使いこなす弟には脱帽である
時は流れて、Nintendo Wii
驚くほどにシンプルになったコントローラー
だが加速度センサーを内蔵したコントローラーは従来のゲーム操作の概念を一新したと言っても過言ではあるまい
そのおもしろさは大英帝国のエリザベス女王をも魅了したとの報道もある
そんなWiiだから、ゲーマー医師のハートをガッツリと掴むのは想像に難くない
ついついやり過ぎちゃって発生した病気が「急性Wii炎」だ
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Bonis J. Acute Wiiitis. N Engl J Med. 2007;356(23):2431-2. PMID: 17554133
短報で良く書けている文章なので、ほぼ全文和訳(意訳)する
「29歳の研修医は日曜日の朝に突然、右肩に痛みを感じた 彼は外傷を負った記憶もなく、スポーツやエクササイズなども全くやっていなかった 検査の結果、Patteテストが陽性で右棘下筋だけに生じた急性腱炎に相当した 彼は新しく発売されたNintendo Wii(ウィーと発音する)というテレビゲームを買い、数時間テニスゲームに熱中していたことを思い出した このゲームはテレビ画面に向かって、だいたい14.5x3x3cm、200gの加速度センサーとジャイロスコープが内蔵されたコントローラーを振り回して遊ぶ テニスゲームではプレイヤーは本当のテニスと同じように腕を動かすことになる もしプレイヤーがゲームに熱中すると数時間、テレビ画面の中でテニスをすることと同じになるが、実際のスポーツと違って、運動による身体的な負荷と持久力はゲームには関係ない 最終的に彼の右肩の痛みは任天堂腱炎(Nintendinitis)と診断された だがより正確に表現するならばWii炎と言うべきであろう Wiiで遊ぶのを完全にやめさせ、イブプロフェンを一週間服用させたところ、症状が完全に回復した
任天堂腱炎は1990年に初めて報告され、それ以来、テレビゲームのやり過ぎによる外傷の報告が沢山されている そのほとんどが子供で、圧倒的大多数が親指を伸ばす筋肉の腱に生じている 新しいテレビゲームの普及に従って、Wii炎に似たケース(特に成人に発生するケース)が、今までの任天堂腱炎の数を上回るだろう Wiiで遊べるゲームは現在までにゴルフ、ボクシング、野球やボーリングが発売されている 今後発売されるゲームは今回とは違った、そして想像もしなかったような筋肉を使うことになるだろう 医療従事者は多彩で、そして不可解なWii炎の症状について知っておく必要がある Julio Bonis、医師」
アホなことを書いているにもかかわらず、科学的な文章を書こうとする心遣いが随所に見て取れるが、「任天堂腱炎」とは違って「Wii炎」と呼ばせる所あたりがやや不遜な態度と感じる
だがそれらの相乗効果によって、魅力的な短報になっている(起承転結もスマートだし、考察の誇大妄想的な所がさらに好感度アップ)
まとめ
・バカな出来事をいかに科学的に見せようとするかは、きっと難しくて楽しかったに違いない
・論文のキモは考察の誇大妄想にある
・野球? 「プロ野球ファミリースタジアム(1986年、ナムコ)」だったら好きだったよ レイルウェイズ、強かったよね〜
・自作自演?
2008/11/15
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